この記事では呪術廻戦の夏油傑の過去や五条悟との関係性を紹介します。
呪術廻戦の0巻では別の正義として悪役顔での活躍していました。
そんな夏油傑は呪術廻戦において重要なキャラクターです。
この記事ではまず夏油傑のプロフィールや人格などを紹介し、その後に夏油傑の過去や五条悟との関係を紹介していきたいと思います。
- 夏油傑のプロフィールや人格の紹介
- 夏油傑の過去や五条悟との関係性
※【注】呪術廻戦のネタバレを含んでいます
目次の後から記事の本文が始まります。
【呪術廻戦】夏油傑(げとうすぐる)のプロフィール一覧!過去と現在の違いも解説!
まず初めに基本的な情報である、夏油傑のプロフィールや人格、呪術師としての階級をご紹介します。
夏油傑は呪術高専に居るころの階級と呪詛師になったころでは思考が変化しています。
なぜそうなってしまったのか?そこには大きな理由があります。ぜひご覧になって確かめてください!
夏油傑(げとうすぐる)のプロフィール一覧を紹介
夏油傑はもともと五条悟や家入硝子と同級生でした。
なので3人は同じ年齢なんですね。
名前:夏油傑(げとうすぐる)
年齢:0巻当時 26歳
階級:特急呪術師→特級呪詛師
誕生日:2月3日
術式:呪霊操術
声優:櫻井孝宏
良い声の声優さんが当てられています!それだけ彼の声や言葉には意味がある、ということでしょう。
夏油傑(げとうすぐる)の過去
夏油傑は過去、呪術高専で五条悟と一緒に行動していました。
第8巻65話でその登場シーンが描かれています。
京都高の歌姫を面白がりながら助けに行く、五条悟と夏油傑。
五条悟は幼少期から人並み外れた能力を持っていましたが、それに対等に並ぶ夏油傑もそうとうな術師と言えるでしょう。
夏油傑(げとうすぐる)の性格
不真面目な五条悟とは正反対に、夏油傑は昔も今もまじめな性格です。
特に呪術高専では真面目な優等生と言った感じでした。
「呪術師のあるべき姿」や「弱気を助け強きを挫く」といったことを語る姿はまさにそれです。
一方不真面目でしがらみが嫌いな五条悟はこれには反発していました。
しかし思想は違えど仲はかなり良かった様子です。
家入硝子をくわえると、まさに高専の黄金時代といえる生徒達でした。
過去に夏油傑が闇堕ち!呪詛師になった理由とは?
そんなまじめで優等生だった夏油傑が、ある一時を境に呪術高専を退学し、呪詛師(人に害なす呪術師)になってしまいました。
それからというもの、宗教団体を構え、同志を募り、人から呪いと金を集めていきます。
全ては自分の理想のために。
夏油傑は日本では4人ほどしかいない特級呪術師だったため、彼の裏切りは呪術界において大事件となってしまいました。
【呪術廻戦】夏油傑(げとうすぐる)と五条悟は最強コンビ!過去の経緯を解説!
ここでは夏油傑が呪術高専縫い居たころについてや、五条悟との関係性について解説していきます。
五条悟と言えばチート級の強さですが、そんな彼にも学生時代というものがありました。
クラスメイトであり親友の夏油傑との掛け合いには教師の頃とは違う若さを感じます。
この2人の運命は、ある時から決定的にたがえてしまうのですが、その運命をたがえた事件についてやエピソードなどを時系列順に紹介していこうと思います。
五条悟と夏油傑は特級術師
夏油傑と五条悟が高専生徒だった時代は第8巻65話~第9巻76話で描かれています。
その65話では庵歌姫が任務で戦っていた呪霊に五条悟、夏油傑、家入硝子がやってきて、五条悟の無下術式&夏油傑の呪霊操術で一瞬のうちに倒してしまいます。
このころから2人の強さは異常なものでした。
五条悟自身も「俺達最強だし」と言っており、2人は親友で信頼しきった関係性だったのは火を見るよりも明らか。
特級術師である2人は、最強コンビでした。
星漿体である「天内理子」を保護する任務!
そんな最強コンビの五条悟と夏油傑にある任務が言い渡されます。
それは天元の星漿体である「天内理子」の保護というものです。
天内理子は「呪詛集団Q」と「盤星教 時の器の会」から命を狙われていました。
それらから守り、天元の下へ届けるのが2人の任務ということです。
「呪詛集団Q」の狙いは「天元を暴走させることで呪術界を転覆させてやろう」というものでした。
「盤星教 時の器の会」の狙いは逆に天元を崇拝していましたが、それゆえに「天内理子」を不純物とみなして殺そうとする危険な宗教団体でした。
「天元(てんげん)」と「星漿体(せいしょうたい)」の解説
「天元」と「星漿体」とは何か?以下に説明いたします。
天元とは不死に術式を持った呪術師です。
呪術高専や呪術界の拠点の結界を運用している重要な存在です。その他にも伊地知のような補助職員の結界術を底上げしており、天元がいなければ拠点のセキュリティ、任務遂行もままならない状態になってしまいます。
また天元は不死であっても不老ではないため、500年に1度、術式がその体を創りかえると言う現象が起きます。これを放置すると天元はより高次元な存在になれます。しかし高次元の存在の天元には「天元の意志」がありません。下手をすると天元が人類の敵になることもありえてしまうのです。
星漿体とは天元と適合する人間のことです。
天元は500年に1度、この人間と適合することで身体をアップデートします。こうすることで天元は高次の村債になることはなく、500年間安定して保ち続けられます。
天内理子を守りきって任務達成・・?
五条悟と夏油傑は「呪詛師集団Q」を倒します。さすがの最強コンビ!
しかし天内理子の首には3000万円の賞金がかけられている為、どんどんいろんな呪詛師が狙ってきます。
さらに天内理子のメイド黒井美里が拉致される事件も起きますが、すべてこの最強コンビは解決して、無事任務を達成してしまうのです!
余談ですが黒井美里を拉致した「盤星教 時の器の会」は沖縄を交渉の場所にしたため、任務達成後、五条悟と夏油傑、天内理子、黒井美里らはしばし沖縄を楽しんだようです。
五条悟が伏黒甚爾(ふしぐろとうじ)に敗北!
しかしこれだけでは終わりませんでした。
天内理子を護りきり、光線に連れてきた一行の下に伏黒甚爾が襲撃しに来たのです!
この様子は第8巻70話から第9巻72話に描かれています。
実は天内理子の3000万円の懸賞金も伏黒甚爾が仕組んだことであり、高専に到着して五条悟が油断をしたところを狙い襲撃したのです。
伏黒甚爾は天与呪縛(てんよじゅばく)により人ならざる身体能力を持っています。更に「特級呪具」という特別に強い呪具に使って五条悟を追い詰めてきます。
そんな用意周到な伏黒甚爾を前に天内理子の護衛で疲れていた五条悟は、ぐっさりと首を刺されてしまいます。そして上半身をそんまま切り裂かれると言う見事な致命傷を与えられ、
その上で額を貫かれてしまい、あの最強の五条悟は伏黒甚爾に倒されてしまうのでした。
普通の刃物では五条悟の「無下限術式」により触れることもできません。なのに何故伏黒甚爾は触れられたのかというと、「天逆鉾(あまのさかほこ)」という特級呪具は「発動中の術式を強制解除する」能力があったためです。
そのため五条の喉を貫通するという普段できないことをやってのけました。
「天与呪縛」の解説
伏黒甚爾の高すぎる身体能力は天与呪縛によるものです。
天与呪縛は何かというと、生まれながらにして「何かを犠牲にして強大な力を得る」現象の事です。
伏黒甚爾は本来禅院甚爾と言い、御三家禅院家の人間です。
しかし生まれながらにして「呪力が0」という特殊な体質でした。
これはかなーり特殊で、禅院真希のように一般人程度の呪力もがあって天与呪縛した例はあるものの、呪力が0で天与呪縛した人間は世界で彼1人なようです(九十九吉基談)。
伏黒甚爾はそんな天与呪縛によって、呪力が0の代わりに異常な身体能力を獲得しているのです。
呪術廻戦では「何か条件を課す」「何かを犠牲にする」といったことで能力が高まることが多々あります。
伏黒甚爾の手により天内理子が死亡!夏油傑(げとうすぐる)も敗北
伏黒甚爾と五条悟が激闘している時、夏油はどうしていたか?
天内理子とそのメイド黒井美里と共に高専の最下層へ行っていました。
最下層には薨星宮(こうせいぐう)という場所があり、その大樹の下に天元がいます。
夏油は上記のことを天内理子に伝えました。
またそれと共に「黒井美里と一緒に家に帰る」という選択肢を告げます。
実はと言うと、五条悟と夏油傑は天内理子が天元様の所に行かなかった場合について話し合っていたのです。もし天元の所に行かないという選択肢を取った場合「天元と敵対しても仕方ない」と考えていました。
2人が天内理子と過ごしたのは2日間だけですが、彼女に感情移入するほどになっており「天内理子が星漿体としての運命を放棄しても自分達が守る」という考えに至っていました。
その後、天内理子は星漿体ではなく普通の人間として生きることを選択します。
しかしその時!伏黒甚爾によって頭を撃ち抜かれ死んでしまいます。
それから夏油は伏黒甚爾と戦いますが、夏油は倒され伏黒甚爾の勝利となってしまいました。
あの最強コンビが両方倒されるという離れ業をを伏黒甚爾は成し遂げたのです。
盤星教信者達の笑顔
その後五条悟は死に際に発動した反転術式により生きていました。
伏黒甚爾が天内理子の遺体を報酬の為に盤星教に引き渡し、任務完了したところでで再会します。
そして再び五条悟と伏黒甚爾は激闘!
反転術式をつかえるようになり、完全に無下限術式を扱えるようになった五条悟は「虚式 茈(むらさき)」を使い、伏黒甚爾を殺します。
五条悟はその後、天内理子の遺体を盤星教から回収。
そこに夏油も駆けつけます。
しかしそこには異様な光景が広がっていました。
「天元の不純物」と思っていた盤正星教の信者は、天内理子の遺体を見て笑顔で拍手していました。
彼らは全員非術者なので、危害を加えず五条悟も夏油傑もスルーを決め込みます。
しかしこの事件がキッカケで、夏油は闇墜ちの道を進んでいくのでした。
【呪術廻戦】夏油傑(げとうすぐる)の過去!闇堕ちするまでの経緯とは?
天内理子の死をもって夏油は闇墜ちしていきます。
まず五条悟が反転術式を覚えたことからまさに「最強」となっていきます。
階級だけで言えば2人とも「特級術師」ですが、2人の差は大きなものになりました。
その実力差に夏油は五条に少しずつ、負い目や羨望、嫉妬をしていきます。
そしてその後、夏油傑の人生を大きく帰る出来事が次々おこるのでした。
夏油傑(げとうすぐる)が九十九由基と出会う
五条悟は単独任務が多くなり、その一方で夏油傑も単独任務が増えていきます。
その中で内山理子が死んだ時の教徒たちの笑顔が忘れられません。
単独任務が増えて話す相手もおらず、鬱屈していきます。
そんな時、第9巻77話で特級呪術師の九十九由基(つくもゆき)と出会いました。
九十九由基は呪術界の方針の「呪霊を狩る」のではなく「呪霊を生まれない世界を作る」という研究をしていました。
そんな九十九由基が提唱する方法は2つ。
・全人類から呪いを無くす
・全人類に呪いのコントロールを可能にさせる
九十九由基は2つ目の方法が可能の範囲だと考えており、言うなれば「全人類が呪術師になれば呪いは生まれない」という話になります。
そういった話や世間話をしていたつもりの夏油傑と九十九由基ですが、九十九のある決定的な一言が夏油に闇落ちをさせる一つの道筋を与えてしまいます。
それは「全人類が呪術師になれば呪いは生まれない」→「非術者を皆殺しにすればいい」というもの。
夏油はその考えに行きつき、九十九由基がそれに対し「ありだな」と返答したことで、夏油傑の中でこの考えが決定的なものになります。
夏油傑(げとうすぐる)がとある村で闇落ちする
天内理子の事件が1年前となったある時、夏油は単独任務である村に行きます。
夏油の中に鬱屈した思いがあった時です。
村で見た光景は、幼い少女2人が、座敷牢に入れられ暴力を受けていました。
村の悪い事は呪力のあるこの幼い少女たちのせい、と主張する村の人達。
まるで現代の魔女狩りです。
この村の人たちの態度、少女たちへの罵詈雑言を聞き、夏油傑はとうとう鬱屈した思いと共に決壊してしまいました。
夏油傑(げとうすぐる)が新宿で五条悟と仲違い
夏油は村人112人を皆殺しにします。そして檻に居た2人の少女を助け出しました。
それにより夏油は呪詛師へと指定され、死刑執行対象となるのです。
それを夜蛾正道から聞いた五条悟は大変動揺します。
夏油傑は村人を殺しただけではなく、実家の両親も殺してしまいました。
おそして当時夏油と同級生の家入硝子の前に現れ、家入から連絡が入っ五条悟がすぐに駆けつけました。
そしてどうしてこんなことをしたのか、理由を問いただします。
「非術師を皆殺しにする」と決意した夏油傑はその思いを五条悟に告白します。
無論、五条悟は「無理に決まってる」と返しますが、夏油傑は「君にならできるだろう。悟」というのです。
この言葉かと、伏黒甚爾を1人で倒したことで五条悟が最強になったことから察するに、ずっと五条悟の隣に居たこらこそ感じた負い目や羨望が読み取れます。
ここで夏油傑と五条悟は完全に決別したのでした。
夏油傑(げとうすぐる)の闇堕ちは仙水忍のオマージュ?
この呪詛師として夏油する具が終われることになりシーンは幽遊白書の仙水忍が霊界を裏切ることになったシーンととても良く似ています。
この2人は共通点として「人間の醜悪な面を見たことが引き金になった」「その場にいた人間を皆殺しにした」という点が挙げられます。
また夏油傑も仙水忍も「真面目で使命感のある性格」のところが同じと言えるでしょう。
2人とも真面目ゆえに考え込み、積み重なった悩みがあることをきっかけに崩壊し、極端な答えを出してしまったんですね。
夏油傑(げとうすぐる)が乙骨憂太から「祈本里香」を奪おうとする!
呪詛師になった夏油傑がどう過ごしたか。
10年にもわたって資金と人員、呪霊を集めるという行動を取りました。
そしてとうとう0巻にて百鬼夜行を行い、乙骨優太に憑りついている特級過呪怨霊「祈本里香」を奪おうと高専に現れます。
しかし覚醒した乙骨優太と祈本里香の前に敗れてしまいました。
最後は五条悟の手により死亡
乙骨優太に敗れたその後、片腕を無くし逃走した夏油傑ですが、五条悟に見つかります。
これでもう夏油傑は処刑されてしまうことが確定。いわゆる詰みです。
夏油傑は最後まで「非術師が嫌い」と言います。しかし「高専の人間まで憎かったわけじゃない」と自分の青春、同級生への情を見せました。また、家入硝子や五条悟を裏切った負い目とも感じ取れますね。
そしてその後、五条悟は夏油傑に「最後の言葉」をかけました。
それに対して夏油はまるで同級生の冗談を笑ったかのような顔をしてから、五条悟によって処刑されてしまいます。
その後、五条悟は0巻の最後にて
「僕の親友だよ。たった1人のね」
と言っています。
「夏油傑への最後の言葉」もおそらくそう言ったのではないかと思われます。
「夏油傑(げとうすぐる)の過去!闇堕ちの理由や五条悟との関係!」まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は夏油傑の闇落ちした経緯や過去、五条悟との関係性について解説していきました。
本編では死んでもなお何者かに乗っ取られ重要キャラクターとして活躍していますね。
夏油傑のファンとしては「早く解放されてほしい!」と考えてしまい、動いてる彼を見て嬉しいやら悲しいやら複雑な思いがあります。
五条悟が復活して夏油傑の肉体を解放してあげるのか、はたまた別の展開か……今後も目が離せません!
→呪術廻戦の関連記事を見る
コメント